2019年08月

去勢手術について

前回、避妊手術についてお話させて頂きましたが、

今日はワンちゃん、ネコちゃんの去勢手術についてです!

 

まず、去勢手術のメリット・デメリットについてです。

メリット 

去勢手術を行うことにより、前立腺や精巣の病気、ワンちゃんの場合未去勢の子がかかりやすいとされる

会陰ヘルニアや肛門周囲腺腫を予防することができます。

また、発情中のメスに対する興味を持たなくなるため、ストレスが減ります。

全ての子が当てはまるわけではないですが、

性格が穏やかになり、尿マーキングの程度や攻撃性が低下する可能性もあります。

デメリット

エネルギー代謝が変化し、太りやすくなりますので、体重管理に気を付けなければなりません。

 

次に、去勢手術の時期についてです。

当院ではワンちゃんとネコちゃんで去勢手術をうけさせることができる年齢が異なります。

生後6か月頃から可能です。

ただし、犬種や発育の違い、乳歯抜歯の必要性(後日、ブログに書きたいと思います)などにより、実施時期は異なります。

生後4カ月頃から可能です。

ただし、発育の違いにより、実施時期は異なります。

早めの手術は手術が行いやすいためキズも小さく、社会復帰が早く、病院嫌いになりにくいなどのメリットがあります。

 

最後に、手術についてです。

左右の精巣がともにしっかりおりていれば、基本的に1ケ所のみ(陰嚢の陰茎の間 陰嚢の中心)を

切開し左右の精巣を取り出していきます。

ただし、時々左右どちらか、もしくはどちらもおりておらず、皮ふやお腹の中に残ってしまっている場合があります。

その際は少し術式が変わってきます(愛犬・愛猫が該当する場合、獣医師にご相談下さい)。

当院では血管シーリングシステムVIOバイクランプを使用しますので、

体内に糸を残さない手術が可能です。

これにより、体内に残った糸が原因で引き起こされる縫合糸反応性肉芽腫の心配がなくなります。

精巣を摘出し最後に皮ふを縫うときには、通常はナイロン糸などの非吸収糸を使用します。

(ご希望がございましたら吸収糸で埋没縫合を行い、糸を皮ふの下に隠すことも可能です

基本的には1泊入院し、その後帰宅となります。

また、当院ではワンちゃんもネコちゃんも術後服を着ますので、手術後もストレスなく過ごして頂けます

 

去勢手術費用についてはこちら

避妊手術について

愛犬・愛猫の避妊手術を検討されている飼い主様向けに、今日は避妊手術についてお話ししたいと思います。

 

まず、避妊手術のメリット・デメリットについてです。

メリット

乳腺腫瘍、卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、子宮筋腫などを予防することができます。

発情中のストレスを減らすことができます。

デメリット

エネルギー代謝が変化し、多くの場合太りやすくなりますので、体重管理に気を付けなければなりません。

また、稀に高齢期に尿漏れを起こすことがあるともいわれています。

 

次に、避妊手術の時期についてです。

当院ではワンちゃんとネコちゃんで避妊手術をうけさせることができる年齢が異なります。

生後6か月頃から可能です。

ただし、犬種や発育の違い、乳歯抜歯の必要性(後日、ブログに書きたいと思います)などにより、実施時期は異なります。

妊娠が可能となる生後4カ月頃から可能です。

ただし、発育の違いにより、実施時期は異なります。

早めの手術は手術が行いやすいためキズも小さく、社会復帰が早く、病院嫌いになりにくいなどのメリットがあります。

 

最後に、手術についてです。

当院では血管シーリングシステムVIOバイクランプを使用しますので、

体内に糸を残さない手術が可能です。

これにより、体内に残った糸が原因で引き起こされる縫合糸反応性肉芽腫の心配がなくなります。

子宮と卵巣を摘出し最後に皮ふを縫うときには、通常はナイロン糸などの非吸収糸を使用します。

(ご希望がございましたら吸収糸で埋没縫合を行い、糸を皮ふの下に隠すことも可能です

基本的には1泊入院し、その後帰宅となります。

また、当院ではワンちゃんもネコちゃんも傷口をフィルムで保護し、

写真のような術後服を着ますので、手術後もストレスなく過ごして頂けます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

避妊手術費用についてはこちら

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