2019年10月

異物の誤飲

前回のブログにはワンちゃん、ネコちゃんに食べさせてはいけない食べ物を載せましたが、

今日はそれ以外の異物を飲み込んだときのお話をしたいと思います。

 

ワンちゃんもネコちゃんも、飼育環境下で飲み込んではいけないもの、

いわゆる「異物」を誤飲してしまうことがあります

異物の例としては、玩具・石・竹串・衣類・人間用の内服薬・コイン・紐などなど…。

ネコちゃんに関しては、グルーミングなどによりできた毛玉

異物として腸管に詰まってしまうことも珍しくはありません

 

飲み込んだ後は、食欲不振や嘔吐などの消化器症状を示すこともありますが、

無症状の場合もあります

 

診断はまず、飼い主様からのお話(「異物を食べたのを見た」という証言)です。

確実に食べたのであればそこで診断がつきます。

その際、飲み込んだ異物の大きさ形状・成分飲み込んだ時間も教えて頂けると助かります!

飲み込んだものと同じものがあればそれをお持ち下さい。

 

…が、「気が付いたらアレがなくなっていた」というケースもよくあります。

 

そういった場合、次に腹部レントゲン検査でチェックしますが、レントゲンには写ってくるものと

写ってこないものがあります。

写ってこない場合はさらに腹部超音波検査造影検査内視鏡検査を検討していきますが、

どういった検査をするかは誤飲したものやそのときのワンちゃん・ネコちゃんの状態によって変わります。

 

治療に関しても誤飲したものやワンちゃん・ネコちゃんの状態など状況によって変わってきます。

胃内に残っていれば、注射薬などを使ってわざと嘔吐を促し吐かせる催吐処置を実施する場合、

麻酔をかけて内視鏡下異物除去する場合が多いです。

しかし、誤飲したものが大き過ぎる、吐かせるリスクが高すぎる、

腸管で詰まってるなどといった場合、外科的な処置、つまりお腹を開けて取り出すこともあります。

 

誤飲は比較的、好奇心旺盛な若い子で見られるケースが多いですが、年齢に関係なく

性格的に誤飲をしやすい子もいます(そういった子は誤飲を繰り返しやすいので要注意です)。

 

誤飲は前述した通り、必ずしも症状が出るわけではありませんが、

最悪の場合命に関わる状況に陥ってしまいますので、

まずは誤飲しないような環境づくりに心がけ、誤飲してしまった場合はなるべく早めに病院にご相談下さい。

 

与えてはいけない危険な食べ物!

季節はすっかり秋になり、過ごしやすい毎日となりましたね!

読書の秋、実りの秋、スポーツの秋、いろんな定番の表現がある秋ですが、やはり食欲の秋はかかせません(笑)

美味しい物を食べているとワンちゃん・ネコちゃんに可愛い顔でじーっと見つめられ、ついついおすそわけしてしまった・・・っという方がいらっしゃるかもしれません。

そこで今回はワンちゃん・ネコちゃんが食べてはいけない物についてお話させていただきます!

 

まず1つ目!

これは知っている方も多いと思いますが、

 

●ねぎ類(玉ねぎ、長ねぎ、ニラ、にんにく等)

 

食べると赤血球を破壊してしまうため貧血になってしまい、量によっては死に至ってしまいます。

ねぎ類が入った食べ物はたくさんあり、食べる機会も多いと思いますので注意が必要です。

 

 

●カカオ類(チョコレート・ココア等)

 

カカオ成分の1つであるテオブロミンに毒性があり、嘔吐やけいれん、発熱、心不全を起こしてしまいます。

体に良いとされ高カカオのチョコレートが最近は人気ですが、ワンちゃん・ネコちゃんにとってはカカオ含有量の多いビターチョコレートの方が危険です!!

 

 

●ブドウ・レーズン

 

嘔吐や下痢、腎不全を起こしてしまいます。

 

 

●キシリトール

 

少量でも摂取すると血糖値が下がり、嘔吐、歩行困難、肝不全を発症する危険があります。

キシリトールガムを手の届く所に置かないように注意して下さい。

 

 

●アボカド

 

森のバターと言われ、人にとっては栄養価が高く人気の食材ですが、アボカドに含まれるペルシンという成分が多くの動物にとっては有害なのです。

多量に摂取すると、嘔吐や下痢などの消化器症状を引き起こします。

 

 

●マカダミアナッツ

 

犬で報告されている中毒で、摂取後かなり早くから嘔吐、運動失調、後ろ足の麻痺やふるえ等の症状が出ると言われています。

お土産の定番、チョコレートがコーティングされたマカダミアナッツにはくれぐれも注意してください!!

 

 

 

他にもまだまだたくさん食べてはいけない物はあります。

基本的には栄養バランスの整ったドッグフード、キャットフードを食べていただく事をお薦め致します

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